Hagoromo

日本語リッチテキストエディタ

独自開発のテキストエンジンを装備し、標準テキストエンジン(NSTextView)では難しかった軽快な縦書き編集、原稿用紙モード、ルビ、縦中横、圏点など日本語編集に欠かせない機能を実現しています。また、文書の全体の構造を定めてから細部を編集していくのに便利なアウトラインプロセッシング機能をサポートしています。エディタとしても Jedit X なみの検索、置換機能を備え、iCloud、フルスクリーン編集、自動保存、バージョン管理、バージョン比較など にも対応しています。

独自開発のテキストエンジン

弊社ではこれまでシステム標準のテキストエンジン NSTextView を利用したエディタ Jedit X を公開し多くのユーザーにご利用いただいています。NSTextView は言語を問わない汎用テキストエンジンとしてはすばらしいのですが、縦書きなど日本語独特の機能については隔靴掻痒の感があり、またどうしても実現できない機能もありました。

 そこで数年を費やして日本語編集に適したテキストエンジンを独自開発し、あわせてアウトラインプロセシング機能も実現したテキストエンジンを開発しました。

rtfd 書類と互換性

Hagoromo で作成される書類は拡張子.hagoromo の独自の書類アイコンで表示されますが、システム標準の rtfd 書類(添付書類付きリッチテキスト)に上位互換性があります。したがって Hagoromo 書類をそのままテキストエディットや Jedit X rtfd 書類として読み込み編集することができます(ただしルビなど Hagoromo 独自の属性は表示されません)。

アウトラインプロセッシング

アウトラインプロセッシング機能を使うと文章の大雑把な全体構造を決めてからそれぞれの細部について記述していくことができ長文を作成するときなどたいへん便利な機能です。

 Hagoromo のアウトライン階層構造は、rtf 書類のリストと互換性があります。Hagoromo 書類をテキストエディットで表示すればアウトライン階層部分はリストとして表示され、またテキストエディットで作成されたリストはHagoromo ではそのままアウトライン階層構造で表示されます。

軽快な縦書き編集

日本語を意識した独自テキストエンジンなので、縦書き編集もそのまま軽快に行えます。

日本語独特のテキスト属性

リッチテキスト書類の属性のほかに日本語独特のルビ、圏点、縦中横などを独自にサポートしています。

イメージ表示サイズの変更

文書中の画像の表示サイズの変更を自由に行うことができます(テキストエディットや Jedit X では標準テキストエンジン NSTextView のためできませんでした)。

強力な検索置換機能

正規表現をサポートし Jedit なみの強力な検索置換機能を備えています。またフォントや文字色などを対象としたスタイル検索/置換機能をサポートしフォント置き換えなども簡単に行えます。

ePub 対応

電子出版には欠かせない ePub 書式への書き出しをサポートしています。また ePub の目次はアウトライン構造から自動的に生成されます。

iCloud 対応

Haogoromo で作成された書類は iCloud 上に保存でき他の Mac からも読み込み編集することができます(Max OS X 10.8 以上)。

自動保存、バージョン管理

OS X の標準機能の「自動保存」に対応し、ユーザーが「保存」を意識しなくてもバックグラウンドで自動保存され、文書編集に集中することができます。

書類はバージョンごとに保存されるので戻したい状態へと簡単に復元できます。

バージョン比較

過去のバージョンからどこを変更したかをを一眼でわかるようにわかりやすく比較/表示することができます。

その他にも

原稿用紙モード、フルスクリーン表示、数詞変換、常用漢字チェック、スペルチェック、スマート日欧分離、行番号表示、アップルスクリプト、ツールバーなど便利な機能を満載しています。

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