
HTML専用テキストエディタ
JChecker3.0
はじめに
すでにインターネットは毎日の生活に欠かせないものになり、ホームページの作成はだれもが行うあたりまえのものになりました。ホームページ作成ツールも、一般向けのものからプロ向けのものまで、様々なWYSIWYG型のツールが発売されています。
ホームページの作成に慣れてHTMLを理解してくると、多くのユーザーはWYSIWYG型のツールに加えて、直接テキストエディタでもHTMLのソースコードをで編集するようになります。それは、WYSIWYG型ツールでは、レイアウト偏重のためHTMLの論理構造を正しく記述できない、動作が重たい、ちょっとした修正などには使いにくい、ツールによっては意味不明のタグが勝手にはいってまう、などの理由からです。
しかし、ソースコードを直接編集するときは、エレメントや属性のスペル、階層関係、終了タグ、出現順序などに十分注意する必要があります。英文を書くときにスペルチェッカが有用なのと同じように、HTMLを直接編集するときは、HTML規則に従っているか、リンク先が存在するかなどをチェックしてくれるHTMLチェッカは不可欠です。
JCheckerは、Jeditなどのテキストエディタと連係するHTMLチェッカとして1998年5月に公開され、JChecker2.0(1999年11月)、JChecker2.1(2000年1月)と改訂を重ね、ご好評をいただいてきました。
そして、このJChecker3.0では、HTMLチェッカの枠を超え、Jeditなみの編集、検索、置換、マクロ機能を備えたHTMLソースコードエディタに生まれ変わりました。HTMLチェッカとしても、XHTMLやCompact HTMLなど17種類の辞書をサポート、DTDからの辞書の自動生成機能、HTMLエラーの自動修正機能、リンク先のページもまとめてチェックする一括チェック機能など大幅な機能強化が行われています。さらにエディタとしても、軽快で強力なJeditの編集機能を受け継ぐとともに、HTML4.0のタグを網羅したタグ編集マクロ、タグヘルプ機能、外部エディタプロトコル、サービメニューのサポートなど豊富な機能を備えています。
HTML作成の必携ツールとしてJChecker3.0を皆様のお役に立てていただければ幸いです。
動作環境
- JChecker3.0には、Classic OS版とOS X版(カーボン)の2種類があります。
- Classic OS版は、漢字Talk8.6以降のMacOSのもとで使用できます。
- OS X版は、OS X 10.1以降のOS Xのもとで使用できます。
JChecker3.0の特長
- Classic OSとMac OS Xの両OSに対応。Mac OS Xではカーボンアプリケーションとしてネーティブに動作します。
- 英語、日本語はもちろんUnicode、ロシア語、中国語など28種類の文字コードセットに対応したHTMLソースコードエディタです。
- 強力なエディタ機能を内蔵しています。Jeditなみの正規表現による検索/置換、アップルスクリプト、マクロ機能、ドラッグ&ドロップ、行番号表示、HTML カラーリング、インターネット設定、無限Udo、コンテクストメニュー、インライン日本語変換などをサポートしています。
- HTML4.0の仕様を網羅するタグ編集マクロ、ヘルプ機能をサポートしています。うろ覚えのエレメントや属性もおまかせください。また、マクロはアップルスクリプトで作成されているので、ユーザーで修正、追加が容易に行えます。
- HTML書類について、エレメントや属性のスペル、階層関係、対応する終了タグ、出現順序、属性値のタイプ など60数種類にわたるチェックを行います。 HTML2.0、HTML3.2、HTML4.0、XHTML1.0、XHTML1.1、Compact HTML1.0、XHTML Basic 1.0など17種類のDTDに基づくチェックが可能です。
- リンクチェックでは、HTML書類のなかのリンク先URLについて存在の有無をチェックします。ローカルリンク、リモートリンクのどちらもチェックできます。また、リンク先のページもまとめてチェックする一括チェック機能をサポートしています。
- 検出したHTMLエラー(20種類)に対して自動修正機能をサポート。単純なエラーはJCheckerが自動的に修正します。
- HTML書類の整形をサポート。タグ階層に応じたインデントやデータ文からの改行コード削除などのオプションを指定できます。また整形のカスタマイズも可能です。
- HTML書類の最小化をサポート。HTML書類から不要なスペース、タブ、改行を取り除きHTML書類の最小化します。
- DTDからJChecherの辞書を自動生成するプログラム「DtdToDic」をサポート。DTDさえあればユーザーが辞書を生成しJCheckerの辞書メニューに追加できます。またDTDを修正してユーザー独自の辞書を作ることも可能です。
- Netscape Navigator, Internet ExplorerなどのブラウザをJChecker から起動しHTML書類をプレビューできます。ブラウザはブラウザメニューに何種類でも登録できます。
- イメージファイルやHTMLファイルを編集画面にドロップするだけで、イメージタグやアンカータグが自動生成されます。
- 外部エディタプロトコルをサポート。FTPプログラム(Interarchy, NetFinder, Transmit, Fetchなど)のメニューから直接、リモートサーバー上のファイルをJCheckerで編集できます。すなわち、WEBサーバー上のhtmlファイルなどをJCheckerで直接編集チェックできます。
- OS Xのサービスメニューに対応しているので、サービスメニュー対応のエディタ(Jedit4.0.9(3)など)で作成中のHTML書類をチェックできます。
- ワードサービスプロトコルに対応し、 JeditやBBEditなどのワードサービス対応エディタで作成中のHTML書類をJCheckerで連動チェックできます。
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