Jedit3.0の立ち上がり時間のほとんどは言語解析マネージャの共有ライブラリをローディングするための時間です。したがって、共有ライブラリを使用しない 68K版Jedit3.0 を使用するれば立ち上がり時間は大幅に短縮されます。たとえばPM9500(240MHZ G3)で、PowerMac版Jedit3.0では起動に約4.6秒かかりますが、68K版では約1.8秒で立ち上がります。68K版ではUnicode、日本語の読み上げ、QuickDraw3Dが利用できませんが、それで問題ないのであれば68K版を使用してみてください。
また、PPC版Jedit3.0のままでも、Jedit3.0起動アクセラレータJLAAを事前にシステムにインストールしておくと、Jedit3.0が数秒で起動するようになります。JLAAについて詳しくは、JLAAのページを参照してください。
原因は、MacOS9.1に付属しているCarbonLin-J 1.1.1に問題があるようです。Jedit4.0以外のカーボンアプリケーション(スクリプト編集プログラムなど)でも同じような症状が発生します。 とりあえずの対策としては、CarbonLin-J 1.1.1を、Jedit4.0に付属のCarbonLib1.0.4とを入れ替えると問題が解消します。詳しい理由は下記を参照ください。
http://www.zdnet.co.jp/macwire/0101/17/n_md6.html
Aladdin社のStuffIt Delux v5.0付属の「 ‾SpaceSaver Rev5.0.0」コントロールパネルが動作していると、Jedit3.0の保存でそのような症状があらわれます。
‾StuffIt SpaceSaverのバグです。 このバグを解消したStuffIt SpaceSaver 5.0.1J へのアップデータが http://www.act2.co.jp/で公開されていますので、‾StuffIt SpaceSaverをアップデートしてください。なお、Jedit3.0.3以降のバージョンでは、 ‾SpaceSaverの問題の影響を受けないような保存方式に変更していますので、 ‾StuffIt SpaceSaver 5.0.0JのもとでJedit3.0が利用できます。
Jedit3.0 Rev3.0.3以降のバージョンを使用すれば問題ありません。それ以前のバージョンでは、一時ファイルを利用した保存方式をとっているので、DAVE, CAP, Virtual-PCなどのエミュレーションで問題が生じます。
Jedit3.0起動時に「予期しないエラーが起きたのでアプリケーション"Jedit3"を開くことができませんでした」というダイアログが表示され起動できないときは、以下をチェックしてください。
システムの機能拡張に組み込まれているQuickDraw 3D関連の以下のファイルが中途半端な状態になっているときそのような障害があらわれます。
QuickDraw 3D
QD3DCustomElements
QuickDraw 3D IR
QuickDraw 3D RAVE
QuickDraw 3D Viewer
上記の拡張機能がすべて機能拡張フォルダにあることを確認してください。 欠けているときは、上記のすべてを削除してQuickDraw3Dをオフにしてください。
USBフロッピーディスクドライブ(ヤノ、Logitec)の機能拡張ドライバが組み込まれているもとで、Jedit3.0で日本語入力をするとそのような症状がでるようです。Jedit3.0以外のソフトでも同じような症状があらわれます。もし該当の機能拡張ドライバを使用している場合は、それをはずして試してみてください。(Jedit3.0とドライバの問題というより、日本語入力プログラムと当該ドライバの問題のようです。)
Jedit3.0の初期設定ファイル「Jedit3.0 Pref」が壊れているとそのような症状があらわれる場合があるようです。システムの初期設定フォルダ内にある「Jedit3.0 Pref」をゴミ箱へすてて、Jedit3.0を再度起動してみてください。
また、初期設定「オープン」で「最近開いたファイルの記憶数」を0(ゼロ)に指定してあると、ウィンドウを閉じたときや終了時にフリーズする場合があります。ゼロより大きな値を指定してください。なお、Rev3.0.2以降のJedit3.0ではゼロを指定しても問題ありません。
マクロスクリプトのなかでダイアログを表示したり他のプログラムを起動したときに、適切に前処理/後処理がされていないとそのような症状がでる場合があります。
ダイアログを表示するコマンドdisplay dialog命令やchoose file命令は、その前後でpreDialog命令とpostDialog命令を実行してください。
ウィンドウを表示するようなアプリケーションをマクロから起動するときは、その前にsuspend命令を実行してください。
ファイルのなかにヌルコードなどの特殊なコードがあって、Jedit3.0がUnicodeと誤判定してしまうとそのようなことが起こります。初期設定「コード変換」「漢字/改行判定時のアラート」をオンにして正しく漢字コードの判定しているかどうかチェックしてください。
Jeditでは、ファイル読み込み時に漢字コードと改行コードを自動判定しますが、以下のようなケースでは正しく判定できないときがあります。
・フランス語やドイツ語では、半角カタカナや漢字コードとバッティングするコード(High ASCII)が含まれていて、そのようなときでもJeditは漢字コードを判定しようとします。漢字判定が必要ないことがわかっているときは、初期設定「漢字コード」で自動判定をオフにしてください。
・文書中に「‾y」「‾z」があるとJeditは漢字コードを「CIS-JIS」と判定します。しかし「‾y」や「‾z」はCIS-JIS漢字でなくともホームページのディレクトリ名などに出現する場合があり誤判定の原因となります。CIS-JIS漢字はCompuServeの日本語フォーラムで使われているマイナーな漢字コードなので、初期設定で「CIS-JIS漢字の自動判定」をオフにすればCIS-JIS漢字と誤判定してしまうことを防げます。
初期設定「動作モード」で、「インテリジェントペースト」がオンになっています。日本語の文章作成のときは「インテリジェントペースト」はオフにしてください。「インテリジェントペースト」は英語のときにペーストしてもワード同士がくっついてしまわないための機能です。
ルーラの桁数は、書式メニュー「桁数目盛...」で設定されているフォントと文字サイズのときの目盛です。編集中のフォントや文字サイズが「桁数目盛...」で設定されている値と異なるときは、当然一致しなくなります。また、「桁数目盛...」で設定されているフォントがプロポーショナルフォント(文字によって文字幅が異なるフォント)ときも、目盛と実際の桁位置は一致しなくなります。
「、」や「。」などの禁則文字がぶら下がったときにはみ出る場合を考慮して物理的な文書幅は、メニュー「文書幅」で指定した値よりも2桁広くとられます。ぶら下がりが発生しないときは、指定の文書幅で折り返します。
基本的には、お使いのMacintoshの空きメモリの範囲内のサイズのファイルを扱うことができます。空きメモリが大きければより大きなファイルを扱えます。 ただし、スタイル情報とオブジェクト(イメージ、サウンドなど)の合計は16MBを越えることはできません。スタイル情報とオブジェクトがリソースフォーク(上限16MB)に保存されるためです。
ファイルのなかに、なんらかの原因でヌルコード(0x00)が含まれているとJedit3.0はUnicodeと判定します。ヌルコードは、Unicode以外のテキストには含まれるはずのないコードです。
Rev3.0.2以降のJedit3.0では、印刷時の文字サイズ縮小、印刷フォントの置き換えをサポートしています。Rev3.0.2以降にアップデートしてください。